2007年10月09日
最近のお気に入り。(1)
プレイ日記の更新が滞るなか、前々からやってみたかったので、時間があるうちにやってみようと思います。
このBlogはそのほとんどの記事がプレイ日記で構成されています。もともとプレイ日記用に始めたBlogなので当然なのですが、最近友人が日常の思考を記事にするBlogを始めたこともあって、プレイ日記以外の記事も書いておこうかなと思い始めました。
そうはいっても、日記みたいなことはあまり長続きしないと思うので、手始めに最近お気に入りなコト・モノを書いてみようと思います。
最初は、この作品。
●AQUA/ARIAシリーズ(天野こずえ・作)
・原作コミック(第1期、全2巻)
AQUA 1 (1) (BLADE COMICS)
・原作コミック(第2期、現在11巻)
ARIA (1) (BLADE COMICS)
西暦2301年、完全にテラフォーミングされた火星を舞台とするコミック。絢爛舞踏祭と同じような背景ですが、絢爛舞踏祭が(どちらかといえば)殺伐としたゲームなのに対し、こちらは「未来形ヒーリングコミック」というサブタイトルどおり、「ほんわかあったか」なお話です。
温暖化の影響で地球の海水面が上昇し、水の都・ヴェネツィアも水没。しかし水没する直前、「美しいこの街を残そう」と大規模な移築保存計画が篤志家の手で実行され、やがてテラフォーミングされた火星−「アクア」の地に、完全に移築されます。その地は地球のヴェネツィアそっくりの湾を持ち、潮の満ち引きなどもそっくりにできていた(というか造った)ため、「ネオ・ヴェネツィア」と呼ばれるようになります(ヴェネツィアの「妻」であるアドリア海も、「ネオ・アドリア海」として再現されています)。
こんな感じで書き始めると実にSFなのですが(実際SFな要素はちょっとずつ見られる)、実際はまったく違います。
主役は「ウンディーネ」と呼ばれる女性「ゴンドリエーレ」(ゴンドラ漕ぎ)たち。現実のヴェネツィア・ゴンドリエーレは1名を除き男性限定ですが、アクアにおける「ウンディーネ」は女性限定の職業です(アイドル化していて、観光資源として活用しているらしい)。
主人公・水無灯里(みずなし・あかり、15歳)は、あこがれのウンディーネになるために、地球(マン・ホームと呼ぶ)からたった1人で火星(アクアと呼ぶ)にやってきます。夢見がちで天真爛漫で、真っ白で素直な心を持つ灯里が、ウンディーネの友達や先輩と過ごす練習や日常の風景を描いています。
詳しい説明はWikipediaの記事におまかせするとして、なぜお気に入りなのかを説明しましょう。
1.ヴェネツィアの美しい風景を描いている。
実際にヴェネツィアを取材して、その美しい風景や建物をそのまま作品に登場させています。特に原作者はヴェネツィア大好きなようで、時々連載が2ヶ月ほどお休みになると「ああ、またヴェネツィアか」とか思うわけです(ちなみに掲載誌は月刊誌ですよ)。
原作者のHPにはヴェネツィアの写真が掲載されていますし、そこには「こんなシーンで使った」とコメントも入っています。私が個人的に買ったヴェネツィアの旅行本に載っている風景が、作品中にそっくりに画かれて出てきたりもします。
しかも、特に原作のディティールまで美麗な描き込みようがすごいのです。思わずポスターブック(A2版の画集だと思ってください)を買いましたよええ。格納場所がなくて困っています。是非カラー原稿をご覧頂きたいところです。興味のある方は「天野こずえ 画集」でググってください。
また、現実のヴェネツィアで行われているお祭りやイベントをきちんと作品で描いているのもポイント高いです(アニメでは開催時期をずらしたお祭りもある)。アクア・アルタも、カルナヴァーレも、「海との結婚式」も、レデントーレも、レガータ・ストリーカも(ちょっと形は違うが)、きちんと出てきます。
この作品に出会ったがために、今でも「水没する前にヴェネツィアに行きたい!」と強く思うのです。
ちなみに、アニメ版の監督・佐藤順一を始めスタッフも何度もヴェネツィア取材に行っています。また主人公・水無灯里役の声優さん・葉月 絵理乃さんも1度取材に同行しています。このため、アニメにおいてもヴェネツィアの風景をちゃんと描いています。
2.食べ物がうまそう。
このBlogはそのほとんどの記事がプレイ日記で構成されています。もともとプレイ日記用に始めたBlogなので当然なのですが、最近友人が日常の思考を記事にするBlogを始めたこともあって、プレイ日記以外の記事も書いておこうかなと思い始めました。
そうはいっても、日記みたいなことはあまり長続きしないと思うので、手始めに最近お気に入りなコト・モノを書いてみようと思います。
最初は、この作品。
●AQUA/ARIAシリーズ(天野こずえ・作)
・原作コミック(第1期、全2巻)
AQUA 1 (1) (BLADE COMICS)・原作コミック(第2期、現在11巻)
ARIA (1) (BLADE COMICS)西暦2301年、完全にテラフォーミングされた火星を舞台とするコミック。絢爛舞踏祭と同じような背景ですが、絢爛舞踏祭が(どちらかといえば)殺伐としたゲームなのに対し、こちらは「未来形ヒーリングコミック」というサブタイトルどおり、「ほんわかあったか」なお話です。
温暖化の影響で地球の海水面が上昇し、水の都・ヴェネツィアも水没。しかし水没する直前、「美しいこの街を残そう」と大規模な移築保存計画が篤志家の手で実行され、やがてテラフォーミングされた火星−「アクア」の地に、完全に移築されます。その地は地球のヴェネツィアそっくりの湾を持ち、潮の満ち引きなどもそっくりにできていた(というか造った)ため、「ネオ・ヴェネツィア」と呼ばれるようになります(ヴェネツィアの「妻」であるアドリア海も、「ネオ・アドリア海」として再現されています)。
こんな感じで書き始めると実にSFなのですが(実際SFな要素はちょっとずつ見られる)、実際はまったく違います。
主役は「ウンディーネ」と呼ばれる女性「ゴンドリエーレ」(ゴンドラ漕ぎ)たち。現実のヴェネツィア・ゴンドリエーレは1名を除き男性限定ですが、アクアにおける「ウンディーネ」は女性限定の職業です(アイドル化していて、観光資源として活用しているらしい)。
主人公・水無灯里(みずなし・あかり、15歳)は、あこがれのウンディーネになるために、地球(マン・ホームと呼ぶ)からたった1人で火星(アクアと呼ぶ)にやってきます。夢見がちで天真爛漫で、真っ白で素直な心を持つ灯里が、ウンディーネの友達や先輩と過ごす練習や日常の風景を描いています。
詳しい説明はWikipediaの記事におまかせするとして、なぜお気に入りなのかを説明しましょう。
1.ヴェネツィアの美しい風景を描いている。
実際にヴェネツィアを取材して、その美しい風景や建物をそのまま作品に登場させています。特に原作者はヴェネツィア大好きなようで、時々連載が2ヶ月ほどお休みになると「ああ、またヴェネツィアか」とか思うわけです(ちなみに掲載誌は月刊誌ですよ)。
原作者のHPにはヴェネツィアの写真が掲載されていますし、そこには「こんなシーンで使った」とコメントも入っています。私が個人的に買ったヴェネツィアの旅行本に載っている風景が、作品中にそっくりに画かれて出てきたりもします。
しかも、特に原作のディティールまで美麗な描き込みようがすごいのです。思わずポスターブック(A2版の画集だと思ってください)を買いましたよええ。格納場所がなくて困っています。是非カラー原稿をご覧頂きたいところです。興味のある方は「天野こずえ 画集」でググってください。
また、現実のヴェネツィアで行われているお祭りやイベントをきちんと作品で描いているのもポイント高いです(アニメでは開催時期をずらしたお祭りもある)。アクア・アルタも、カルナヴァーレも、「海との結婚式」も、レデントーレも、レガータ・ストリーカも(ちょっと形は違うが)、きちんと出てきます。
この作品に出会ったがために、今でも「水没する前にヴェネツィアに行きたい!」と強く思うのです。
ちなみに、アニメ版の監督・佐藤順一を始めスタッフも何度もヴェネツィア取材に行っています。また主人公・水無灯里役の声優さん・葉月 絵理乃さんも1度取材に同行しています。このため、アニメにおいてもヴェネツィアの風景をちゃんと描いています。
2.食べ物がうまそう。
これは主にアニメDVDでのお話。
・TVアニメ第1期DVD(全6巻)
ARIA The ANIMATION Navigation.1
・TVアニメ第2期DVD(全9巻)
ARIA The NATURAL Navigation.1
・OVA DVD(全1巻)
ARIA The OVA ~ARIETTA~
原作でも同じようにうまそうなのですが、とにかくアニメで出てくる食べ物・飲み物が実にうまそうに描かれていて、食欲をそそります。空腹時に見てはいけません。
どういうわけか、ネオ・ヴェネツィアは日本文化が根付いていて(笑−近くの島には温泉だの稲荷神社だのあるし、サンタ・ルチア駅から出る列車に乗っていくと「城ヶ崎村」なる日本の田舎が出現するし・・・)、イタリアン以外に日本食がよく登場します。そのどれもが実にうまそうです。女の子が主人公なので、おいしそうなスイーツがよく登場するのも、ダイエット中の身には堪えます。
3.音楽が実にいい。
これはアニメDVDのお話。とにかくBGMが美しい。
・ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
このCDは一例ですが、ボーカルなしのBGMも実にバリエーション豊かで、そのいずれもがARIAの世界観にぴったりです。ブラジルの「ショーロ」という音楽(作曲したグループ名が"Choro Club"さんといいます)をベースに、シーンにあった比較的落ち着いた音楽で楽しませてくれます。感じとしては、ジャズとかボサノバとかが近いのかな?
本当に何気ない、セリフもないシーン(街中を歩くとか)でも、常に心地よいよい音楽がかかっているのがとても快適で、ただでさえセリフの少ないゆったりとしたアニメであるにもかかわらず、間延びせずに見ることができるようになっています。
音楽による効果については監督の佐藤順一氏がとにかくこだわったそうで、ある回では「視聴者を泣かせる」ためだけに、「この歌詞のところまで○秒だから、このシーンにぶつけるためにあと○秒セリフを後に!」とか、そういう調整をしたそうです。
あと、カンツォーネを謡う河井英里さんがとにかくすごい。河井さんはCX系「ワーズワースの庭で」「ワーズワースの冒険」のテーマソング「シャ・リオン」などに代表される、「架空言語によるシンガーソングライター」として有名です。今回もイタリア語でも日本語でもヴェネツィア訛りでもない、架空の言語による歌を披露していますが、なんというか聴くと元気がでるのです。こればっかりは聴いてくれとしかいえません。いまではiPodに必ず入っています。
4.お話が素敵すぎる。
ARIAのお話は、いくつかのパターンに分類されます。
・「ケットシー」(ねこのおうさま)との交流を描く、ファンタジーな回。
・何気ない日常に隠れている「素敵な奇跡」を発見・再発見する回。
・ウンディーネとして成長するため、先輩から後輩へとさまざまな方法で伝えられる、「素敵なアドバイス」の回。
ファンタジーな回は、主に灯里とケットシー(とアリア社長)のお話なので、ほのぼの楽しめばOK。猫好きならなお楽しい。ちなみに現実のヴェネツィアも猫がたくさんいます(自動車進入禁止なことと、昔ペストが流行した時にネズミ退治用に大切にされたことから)が、ネオ・ヴェネツィアにもたくさん猫が登場します。
何気ない日常に隠れている「素敵な奇跡」は、どうにもネオ・ヴェネツィアが素敵な街だから仕方がないとはいえ、世知辛い世の中に生きる我々にとってはなんだかものすごくホッとする、しかしちょっとだけ「恥ずかしいセリフ禁止!」なお話。
「素敵なアドバイス」の回は、実にできた先輩方が後輩たちを指導する様子なのですが、現実においても「うんうん、そのとおりだよね」と思わず自分に当てはめてしまう、実用的?なお話。
どれもこれも、(主に灯里の)純粋すぎるはずかしいセリフで満載なのですが、あまりにもピュアでまっすぐなセリフであるため、たまに心にズシーンとくるセリフがあります。「ああ、おいらは汚れちまったなあ」と反省することも少なくなかったりします。アニメの声優さんの中にも、「あのセリフの時、実際に悩んでいることがあって、そのセリフが自分に言われているような気がして泣いた」という方がいらっしゃいます。「アフレコ中に泣くと困るから事前に読んでシミュレーションした」とか、「アフレコ中にコッソリ裏で泣いた」とか(笑)。
あの素敵な(恥ずかしい)セリフはどこから来るのか?原作者の頭の中がどんな素敵空間なのか、見てみたいものです。
この作品自体は、原作が2001年に、アニメが2005年に世に出たため、そんなに新しいものではありません。でも未だに、読み返したり見直したりする作品です。もともとコミックもアニメもほとんど見ない方なのですが、この作品だけはどういうわけか、コミック全巻・DVD全巻を買ってしまいました。それ程にお気に入りな作品です。
【参考】
文中、「○○らしい」という表現の部分については、主にDVDの特典映像やコメンタリーなどで監督やスタッフ・キャストが実際にお話された内容から引用してご紹介しているものです。
またその他、コミックやアニメーション公式ガイド、「月刊ウンディーネ」などから引用した内容もあります。
いずれもできるだけ確認していますが、間違いがありましたらご容赦ください。
・TVアニメ第1期DVD(全6巻)
ARIA The ANIMATION Navigation.1・TVアニメ第2期DVD(全9巻)
ARIA The NATURAL Navigation.1・OVA DVD(全1巻)
ARIA The OVA ~ARIETTA~原作でも同じようにうまそうなのですが、とにかくアニメで出てくる食べ物・飲み物が実にうまそうに描かれていて、食欲をそそります。空腹時に見てはいけません。
どういうわけか、ネオ・ヴェネツィアは日本文化が根付いていて(笑−近くの島には温泉だの稲荷神社だのあるし、サンタ・ルチア駅から出る列車に乗っていくと「城ヶ崎村」なる日本の田舎が出現するし・・・)、イタリアン以外に日本食がよく登場します。そのどれもが実にうまそうです。女の子が主人公なので、おいしそうなスイーツがよく登場するのも、ダイエット中の身には堪えます。
3.音楽が実にいい。
これはアニメDVDのお話。とにかくBGMが美しい。
・ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクションこのCDは一例ですが、ボーカルなしのBGMも実にバリエーション豊かで、そのいずれもがARIAの世界観にぴったりです。ブラジルの「ショーロ」という音楽(作曲したグループ名が"Choro Club"さんといいます)をベースに、シーンにあった比較的落ち着いた音楽で楽しませてくれます。感じとしては、ジャズとかボサノバとかが近いのかな?
本当に何気ない、セリフもないシーン(街中を歩くとか)でも、常に心地よいよい音楽がかかっているのがとても快適で、ただでさえセリフの少ないゆったりとしたアニメであるにもかかわらず、間延びせずに見ることができるようになっています。
音楽による効果については監督の佐藤順一氏がとにかくこだわったそうで、ある回では「視聴者を泣かせる」ためだけに、「この歌詞のところまで○秒だから、このシーンにぶつけるためにあと○秒セリフを後に!」とか、そういう調整をしたそうです。
あと、カンツォーネを謡う河井英里さんがとにかくすごい。河井さんはCX系「ワーズワースの庭で」「ワーズワースの冒険」のテーマソング「シャ・リオン」などに代表される、「架空言語によるシンガーソングライター」として有名です。今回もイタリア語でも日本語でもヴェネツィア訛りでもない、架空の言語による歌を披露していますが、なんというか聴くと元気がでるのです。こればっかりは聴いてくれとしかいえません。いまではiPodに必ず入っています。
4.お話が素敵すぎる。
ARIAのお話は、いくつかのパターンに分類されます。
・「ケットシー」(ねこのおうさま)との交流を描く、ファンタジーな回。
・何気ない日常に隠れている「素敵な奇跡」を発見・再発見する回。
・ウンディーネとして成長するため、先輩から後輩へとさまざまな方法で伝えられる、「素敵なアドバイス」の回。
ファンタジーな回は、主に灯里とケットシー(とアリア社長)のお話なので、ほのぼの楽しめばOK。猫好きならなお楽しい。ちなみに現実のヴェネツィアも猫がたくさんいます(自動車進入禁止なことと、昔ペストが流行した時にネズミ退治用に大切にされたことから)が、ネオ・ヴェネツィアにもたくさん猫が登場します。
何気ない日常に隠れている「素敵な奇跡」は、どうにもネオ・ヴェネツィアが素敵な街だから仕方がないとはいえ、世知辛い世の中に生きる我々にとってはなんだかものすごくホッとする、しかしちょっとだけ「恥ずかしいセリフ禁止!」なお話。
「素敵なアドバイス」の回は、実にできた先輩方が後輩たちを指導する様子なのですが、現実においても「うんうん、そのとおりだよね」と思わず自分に当てはめてしまう、実用的?なお話。
どれもこれも、(主に灯里の)純粋すぎるはずかしいセリフで満載なのですが、あまりにもピュアでまっすぐなセリフであるため、たまに心にズシーンとくるセリフがあります。「ああ、おいらは汚れちまったなあ」と反省することも少なくなかったりします。アニメの声優さんの中にも、「あのセリフの時、実際に悩んでいることがあって、そのセリフが自分に言われているような気がして泣いた」という方がいらっしゃいます。「アフレコ中に泣くと困るから事前に読んでシミュレーションした」とか、「アフレコ中にコッソリ裏で泣いた」とか(笑)。
あの素敵な(恥ずかしい)セリフはどこから来るのか?原作者の頭の中がどんな素敵空間なのか、見てみたいものです。
この作品自体は、原作が2001年に、アニメが2005年に世に出たため、そんなに新しいものではありません。でも未だに、読み返したり見直したりする作品です。もともとコミックもアニメもほとんど見ない方なのですが、この作品だけはどういうわけか、コミック全巻・DVD全巻を買ってしまいました。それ程にお気に入りな作品です。
【参考】
文中、「○○らしい」という表現の部分については、主にDVDの特典映像やコメンタリーなどで監督やスタッフ・キャストが実際にお話された内容から引用してご紹介しているものです。
またその他、コミックやアニメーション公式ガイド、「月刊ウンディーネ」などから引用した内容もあります。
いずれもできるだけ確認していますが、間違いがありましたらご容赦ください。



